時をかける少女 (2006)
4点 
原作: 筒井康隆
監督: 細田守
声の出演: 仲里依紗(紺野真琴)、 石田卓也(間宮千昭)、板倉光隆(津田功介)


高校生に戻りたいー!この映画のような高校生活味わってみたいー!とにかくムショーにそのような思いに駆られる映画でした。(私もタイムリープしたいよー!)特にラスト!ラストがまたいい!!前にテレビで放送していた時に、ちょうどこのラストシーンの所だけたまたま見合わせたんだけど、もうすでにエンディングを知っている友達がいいところで(あの夕焼けの川土手のシーンね、真琴が振り返ってチアキがいないの見ちゃった直後の出来事ね)全部言っちゃうんだよーーーー!ヒドイヨネー。その時は「ああーあ」って笑ってたけど、これ真剣に始めから見てたらかなりのヒンシュクだわよ。ま、今回は前にそんな事があったのもすっかり忘れてスタートから一人でルンルンと見れました。と・に・か・く私はラストがとても好きでした。いいのよ、嘘っぽくったってー、いいのよ、「待ってるから」と言うセリフの後で"そんなの出来るわけないじゃん"とか難しいこと考えなくて。いや、むしろ考えちゃだめなんだ。つじつま合わないこともあるよそりゃ、ね、人生いろいろあるさ。いつもなら結構こういうのって「リアリティがなくてダメだー」とか思ってしまうんだけど、今回はよし、マルだ、○!こんな風に思えるのはきっとこの映画全体の雰囲気によって私自身がとてもほぐされたからだと思うな。だってさ、「高校生+青春」ってだけでいいねーと思えるところに、プラス「夏」っていうシーズンまで加わって、プラス「素直になれない恋愛感」もありーの、プラス真琴の身の回りの生活空間にいろいろと私も思いを寄せてしまうような状況がいっぱいあるんだよね。例えば、学校に行くのに桃をチャリンコのかごに入れて行っちゃうとことか、生意気な妹にプリン食べられちゃってそれをネタにしちゃう感じとか、真琴が1人で自分の部屋に居る時に夜の虫の鳴き声とか風の音とかしんみり夏色で聞こえてくる感じとか、それこそ学校とかグラウンドのシーンだとセミの声とか野球の音とか聞こえたりとか、そういうところでグッと心をつかまれました。
もうちょっとアニメ製作の背景に詳しい知識があればエバンゲリオンとの関係とか、ドラマ版の原作とはこう違う(根本的に話は作り変えられているらしい)とか、いろいろ話題はあるのでしょうが、今はそこまでは掘り下げられないかな。でも真琴の声優さんは今とっても売れっ子の仲里依紗ちゃんというスウェーデンのクォーター美少女でした。ココは要チェックね。この映画が公開された時、ちょうど「ゲド戦記」も同じタイミングだったらしいけど、私はこちら派です。。「ゲド戦記」は今の私のポイント評価の中で一番最低点ですから・・・。
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