Baby Mama (2008)
2.7点
監督・脚本: マイケル・マッカラーズ
製作: ローン・マイケルズ
出演: ティナ・フェイ ケイト
   エイミー・ポーラー アンジー
   グレッグ・キニア ロブ
   ダックス・シェパード カール

んー、いまいち……。ツボにぐぅーっとこなかったなぁ。残念。出演者も制作サイドもSaturday Night Live出身者が多いということで、変に期待しちゃったのかな。でもSNLのメンバーが作ったと聞いたら、そりゃ期待するよね、フツウ。でも私が最近のSNLを見ていないから、なんとも言えないところはあるんだけど、私の知っているエディーマーフィやダン・エクロイドの時代のSNLとその彼らが作る映画、とはもう違うんだね。
映画のテーマが代理母出産なんだけど、もっと根本的にこの代理母出産をいじって、批判的な視線で映画を作って欲しかったなー。ワーキングビジネスウーマンは当たり前で、そんな働く女性がrental wombで子どもを授かる……と。だってこの状況だけで、もっともなコメディになりそうな気がしない? それとも、こういった社会的な背景をいじるようなネタはあまりやらないのかなー。コメディとする基盤だけじゃなく、ストーリーや展開にもかなり無理があるように感じられてしまいました。「あれ、さっき妊娠してないっていってなかった?」「あれ、やっと妊娠したと思ったらもう破水?」そしてあれやこれやと言う間もなく、簡易な出産シーンを経て、もう産んじゃったよ…って感じ。そして結局子どもが産めないとされていたティナ・フェイ演じる主人公は、最終的に100万分の1の確率で妊娠しちゃうし、代理母のポーラはフツウに自分の子ども産んじゃうし、ねー、うまく行きすぎだよねー。それにティナフェイは子どもが産まれた後にすぐに付き合ってまもない彼氏と結婚しちゃうし。んー、んー、合点がいかない箇所が多すぎるのです。シガニーウィーバーも、スティーブ・マーティンも頑張って出演してくれていたのに、変にシリアスなテーマをにハッピーに描こうとしすぎて、無理しちゃって、もったいないというのがこの映画の感想です。
舞台となるペンシルベニアの町はなつかしくてよかったです。(去年行ったところ、walnut streetとかね。)