初期ノート by 吉本隆明

まだ500ページある中の100ページしか読んでいないので"book_read"カテゴリーに入れられないんだけど、久しぶりにドーンとのしかかってくるような悩ましい思いになったりしています。Why? Because 吉本隆明さんの『初期ノート』なる書物を読んでいるので。心のどっかではこの本を面白がっている自分もいるんだけど、なんせ、「分からない」のよ。書いてあることが難しくて、言葉も文も内容もすべてが難しい・・・。これは国語の読解力が問われているのか、それ以前の知識が問われているのか、何が不足していてここまで「分からない」のか分からないのですが、頭に入ってこない。。。みんなはこういう本をどうやって読んでいるんだろうか? 自分の意見とひとつひとつ照らし合わせながら、あーでもない、こーでもないと突付きあっているのか、それとも書いてある文章の主語、述語、形容詞、係り方を追求しながら、数式を説いていくみたいに、読み解いていくのか。ナゾだー。これは読み物というかね、ま、タイトルでね、「ノート」だと書いてあるように、思想の塊な訳なんだよね。そりゃ、若っているんだけどさ、こんな壮大でしかもちょっとノスタルジーなノート書けちゃうなんて、もぉ、どーなってんのよって感じですね。。。。ウダウダと私の頭の中を書いてみましたが、これが私のノートだとして、吉岡さんとは○○の差だね。(←日本語弱くて正しい言葉が出てこない。ボーン)。でもだ、これは人に理解してもらうものじゃないんだよね、自分でも同じことをしているからその気持ちに立ち帰って、この『初期ノート』を思ってみると、私は吉岡さんのあたまじゃないし、同じ時代の人でもないし、さらに突っ込むと、本人じゃなきゃ、分からないよ、って結論だわよね。そうそう。2週間かけてやっと100ページというものすごいスローペースですが、最後までは読みたいと思います。でも私は決してこれを面白い本として人にはススメません。だって面白いもんじゃないもんね。