LA VOGLIA MATTA(1962) 狂ったバカンス
3点 (本当は2点だけどかわいこちゃんポイント追加)
製作国 イタリア
監督: ルチアーノ・サルチェ
製作: ルチアーノ・サルチェ
脚本: エンリコ・シエッラ
出演: カトリーヌ・スパーク
映画 狂ったバカンス - allcinema
Kurutta bakansu (1962) - IMDb



カトリーヌ・ドヌーヴとカトリーヌ・スパークが別人だということを始めて知った。二人ともフランス出身の女優さんで、しかも年代もかぶってて、演技力というよりは美貌とキュートなキャラクターで有名な二人だね。ドヌーヴさんの方は最近でも映画に出演しているみたいで「8人の女たち」とか「ダンサーインザダーク」がある。一方、スパークさんの方は"アイドル"止まりだったようで、このロリータ的なかわいらしさを武器に売れなくなってからは作品にも出ていないみたい。この映画って、本当にスパークさんのための映画だよね。勝手な想像だけど、スパークさんが演じることを想定して作られた作品だから、ストーリーとかは全然どうでもよくて、いかに彼女の魅力を映像に納めるか、みたいな試みを感じるのです。それはそれで全然いいんだけど、でもそんなことばっかりやってたからきっと大女優にはなれなかったのかな。確かにかわいい、超かわいい、ズルイよ、こんな人。バスタオル一枚で足の付け根が見えるか見えないかのギリギリラインの格好でウロウロされちゃ、おじさまだってドギマギするでしょ、そりゃ。足も長いし、もやしのように細いし(→日本語字幕にこの表現出てきた)、あのヘアスタイル絶妙だね。あれって本当に美人な人じゃないと似合わないよね、あのラインのおかっぱは。それから水着だって、形としてはスクール水着なのに、妙にかわいく見えてしまうもん。このバカンスが「狂った」とはあまり思わないけれど、(当時はどうだったか知らないけど、現代から見えるとこんな若者が集まっている感じってそんなに珍しくないよ。)(おじさんからみたら「狂った」かもしれないけど。)、唯一「狂った」感があるとしたら、「スパークさん、あなたは誰が本当にすきなの?」ってところ。だって、誰とでもキスしちゃうし、いちゃいちゃしちゃうんだもん。あ、もしかしたらこれを指して「狂った」なのかな?かわいいければ何しても許されちゃうみたいのって、「狂った」だけど、でも現実的によくあることなのかもしれない。特にヨーロッパってそうなんだろうな。結構そのへんの文化について興味がわいてきたぞ。
映画の中でスパークさんがどうやって映し出されてきたかはもう大抵分かったんだけど、個人的な人間性というか、映画の中でない私生活な部分がとても気になります。普段はどんな人なんだろう。やっぱり「私ってかわいいでしょ」って性格だったのかなー。もう昔のことだから調べたくてもあまり情報がないよね。残念。ちょうど手元に「女性上位時代」があるからこれも見てみよう。