Week End (1967)
1.5点
製作国:フランス/イタリア
監督/脚本: ジャン=リュック・ゴダール
出演:ミレーユ・ダルク(コリンヌ)、ジャン・ヤンヌ (ロラン)


恐かったー。本当に恐かった。後半は「オェ」っとなってしまうグロテスクな展開に。展開というか映像がリアルで生々しくて、手を口に当ててしまう感じです。そして耳もやられます。私は映画館で見たから特に自分で音の調節ができなかったのもあるんだけど、渋滞のシーンで、この渋滞のシーンだけで5分くらいずーっとくるまのクラクションがキンキン鳴ってる。ものすごい大音量で。耳が痛い。そして映像もずっと、その渋滞の映像なので、どうしたらいいのか分からなくなってしまいます。ただひたすらその映像を見続けます。そのくらいならまだいいんだけど、とにかく展開についていけないのです、私の場合。眩暈がする感じよ。画面が暗くなって「はぁ、やっと終わりか」と思ってもまだまだ続く、といったポイントが3箇所くらいあった。暗くなったと思ったら、また明るくなって、明るくなったと思ったら、さっきとは想像もつかないような展開がまだまだ続くのです。そしてその展開の方向性もめちゃくちゃなものに進化していく。人食い族みたいのとか出てきます。あー、もう、この映画に触れるのは止めよう。
とにかくポイントは"Weekend"じゃなくて"Week End"ってことです。"Week"が"End"するのです。終わり、終わり、終末です。当時のフランスの革命など、そういった歴史的な憤慨も交えてこの映画は作成されたのだ思う。何かぶつけたい事・モノがあったのだろうね。もしくは表現したいモロモロの事が。戦争とか政治とかについても言及している箇所はたくさんある。あるんだけど、私はもう、それどころではなかった、早く終わってほしくて。これは完璧に私がゴダールさんとは合わない作品だわね。だからもうこのくらいにしておこう。ふぅ、とりあえず、この映画の中に閉じ込められるようなことがなくてよかった。明日から無事に月曜日が始まる、ね、はー、よかった。
Week End (1967) - IMDb
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