雨の日も晴れ男 水野敬也
 私は人からよく「ほんとバカなくらいプラス思考だよね、すごいよね」と言われていた気がする。確かになんでもいい方向に考えられるし、落ち込むとか悩むとかあまり縁がなかったような気がする。それがここ最近「プラス思考」という言葉があったんだということを忘れるくらい毎日へこんでいました。でもねでもね、この本を読んで思い出した。また光が見えた。というかそういうキラキラがあったということを思い出した! そうだよ、そうだよ、なんでも「考え方、とらえ方」次第なんだよね。
そして最後に「なるほど」と思えるメッセージがあって、(それはもちろん100%その通りだというような教訓ではないけれど)、読んだ後にやる気・元気が出てきたよ。

著者の水野さんは『夢をかなえるゾウ』というヒット本があるみたいだけれど、こっちは読まない。なんかたくさん読んじゃうときっとハマっちゃって、すぐに疑う部分がでてきちゃうから、ここでストップしておく。

水野さんはご自分で会社を持っているようで、のぞいてみたらとても面白そうな会社だった。出版の企画やブレインストーミングに応募すれば参加させてもらえるというしくみを作っている。私も出版社で働いているけれど、「人の意見」ってものすごく貴重だからね。「意見」っていうとなんともないかもしれないけれど、でも言いかえると「アイデア」だからね。社内だけでは煮詰まってしまうもんね。だから「アイデア」を広く取り入れたいという、ストレートなムーブはナイスだと思う。参加した人もいっしょに楽しんでいいモノが作れる、そんな会社なのかな。勝手にそうだといいなと思って、今日はここまでにしておきます。

水野さんの「ウケる日記」エクセルシオール事件を読んだけど、とてもおもしろかった。最後の「名のしれたブロガーだぞ」はいらなかったかもしれないけど。