塔の上のラプンツェル(2010)
4点
製作総指揮:ジョン・ラセター

トイ・ストーリー』『トイ・ストーリー2』を手掛け、ピクサー社を一躍有名に。『崖の上のポニョ』でも製作総指揮を務めている。

声の出演:(英語)マンディ・ムーア as ラプンツェル、ザカリー・リーヴァイ as フリン・ライダー
(日本語)中川翔子畠中洋



初めて3D映画を映画館で観た!本当にサングラスみたいなの掛けるのね。劇場の人がみんなサングラスをつけて映画を見ていると思うとちょっとおかしいね。

本当は今日はSomewhere(ソフィア・コッポラ監督)をひとりで観に行く予定だったんだけど、調べているうちに久しぶりにディズニー映画を映画館で観たくなって、「よし、これだ」と決めて時間を調べていたら、なんと「通常吹替え版」という名目で、基本的に吹替え版しか上映されていないことが判明。オリジナルが見られないとはなんたることだ! プンプン。 吹替えなら別の作品にしようと思って迷っていたら、妹が「ラプンツェルなら私も行く」というので、これにしました。(なかなか妹と出かける機会もないからネ、チャンスは大切に)

結果、すごくよかったよ。 ほんと、すごくよかった。ディズニー50周年作品ということで、どれだけ力が入ってるのかと思ったら、この作品のよさは「力の入れ具合」じゃなくて、ディズニー・プリンセスワールドの王道をしっかりと踏んでいるところだね。災害の話とか、経済の低迷とか、自分の日々の仕事のストレスとか、そういった自分の中で過度になりすぎていたポイントからグッと大切なものが見えるポイントまで引き戻された感じがしました。ディズニーが私たちに与えてくれるパワーってそういうものだよね。そこがとても充実していて、観終わったあと、妹と「よかったね、アタリだったねー」とふたりで絶賛。吹替えも全く気にならなくて、ショコタンの歌のうまさに驚いたよ。最近Gleeを見すぎているせいかもしれないけど、私も自然と歌が歌いたくなってきている(笑)

ストーリーの始めの5分くらいで、物語の舞台とその背景を手短にまとめているんだけど、そこで観客を引き込むように非常にうまくできています。あと3Dのパワーなのかどうか知らないけど、アニメなのに人間的な肌の感覚とか表情とかすばらしいなと思った。目はちょっと大きすぎるけど……(笑)
髪の毛が長い女の子の話とは知らなかったんだけど、さすが物語のメインでもあるだけに、髪の毛を描く技術がすごいの。本物の髪の毛だよ!これはびっくりした。キレイなキレイな髪の毛なんだよー。

エンディングはポップな音楽でしめくくるんだけど、そこも「現代的ナウ」な見せ方でうまいなーとおもった。最後のイラストの感じとかよかった。かわいいの。

これ、本当はグリム童話にあるお話なのね。全然しらなかった。またきっと原作とは違うんだろうけど、でも今はそこにはつっこみを入れなくていいや。ははは。

ちなみに英語タイトルだと“Tangled”(絡んだ、込み入った)だって。

<余談>
帰りに妹と一緒にランドマークのH&Mに行ったら、とても広くてびっくりした。一番いいH&Mだわ。また買い物熱が上昇したけど、今日は時間がなくて500円のTシャツしか買わなかった。(黒地にショッキングピンクカルフォルニア的なイラストがプリントしてあるやつ)。でも周りの人とか見てて、若い子以外にもいろんな人がポップな洋服みて「かわいいー、これ着てみよう」と話しているのを見ると、やっぱり人生はじけたもん勝ちだなと思う。私は地味なテイストに走りがちなんだけど、やっぱりポップでキュートでかわいいものをもっと着たい願望あるんだよね。悪いことするわけじゃないし、洋服くらいもっとはじけよ!