The Seven Year Itch (1955) 
邦題:七年目の浮気


4.5点

監督:ビリー・ワイルダー
出演:マリリン・モンロー as a girl、トム・イーウェル as リチャード

映画好きなのに、まだ観たことのない作品がたくさんある。これもそのひとつ。映画のタイトルから、勝手にちょっといやらしい映画を想像していたら、全然ちがった。超、おちゃめでスウィートな映画でした。監督がビリー・ワイルダーだもんね。タイトルじゃなくてそっちを覚えておくべきだった。ちなみにオリジナルのタイトルはThe Seven Year Itchでしょ。「浮気」なんてどこにもないじゃん。Itchの微妙なニュアンスを日本語にするのが難しかったんだろうね。わからなくもないけど。

1955年の作品だというのに、この今でも強烈に通じるおちゃめさはなんなんでしょう。これが名作と言われる所以なのよね、きっと。シャンパンとポテトチップス、Chopstick、1階と2階をつなぐ秘密(でもないけど)の仕掛け扉……、それにマリリン・モンローのキュートな口調、リチャードの過剰妄想狂。どれも絶妙にかわいくて、とても大好きな映画になったよー。

Chopstickってこの映画で出てきた音楽なのかな。私もピアノで何か弾けると聞かれたら、これしかないんだけど、いつも曲のタイトルがわからなくて困ってたんだよね。今度からChopstickって言おう。

映画を観ている途中に、「ご飯だよー」(by 母)、「パソコンなおしてー」(by 父)と邪魔が入ったせいもあるかもしれないけど、最後が「え、これで終わっちゃうの?」って感じにあっさりだった。これもおそらく邦題の「浮気」という言葉から、勝手にもうちょっと修羅場が入ってくることを想像してたから、こんなに気持ちよく終わってしまうのがちょっと不思議でした。

それにしても、実は明日は中国語の試験なのに、TSUTAYAで映画4本1000円セールやってるせいで、他にも映画借りてきちゃったんだよね。(かなり強引な言い訳)でも、映画をゆっくり観れる時間も最近なかったから、いいよね。いいよ、いいよ。


オープニングのタイトル素敵



スカートがめくれるシーンの撮影風景を、当時のマリリンの旦那さんが見て激怒し、その2週間後に離婚してしまったそうな。マリリンの生涯をwikipediaでチェックしたけど、結構大変だったんだ。勉強不足でした。

ネットでいろいろ調べている間に、そういえばマリリンのジーンズ姿ってあまり見ないよな、と思って検索したらこんなのあった。確かに体系似てるね!