THE BAD NEWS BEARS (1976)

4点
監督:マイケル・リッチー
出演:ウォルター・マッソーテイタム・オニール、ヴィク・モロー

このDVDのパッケージを見たときに、ウォルター・マッソーと子どもたちが戯れているところをみたい!と、ビビっときてしまい、すぐにレンタル。映画のタイトルは何度か聞いたことがあった。このあいだの『マネー・ボール』のpress conferenceでブラピが、「子どものころ好きだった映画」として紹介もしてたから、なんとなく頭に残ってたのかも。それにしても、、、1976年の映画だったとは!? 勝手に80年代の映画(グーニーズとかのノリ)だと思っていたら、70年代って結構雰囲気かわるのね。すごく「昔」を感じたよ。80年代映画はよく見てるから、慣れちゃってるところがあるのかもしれないけど、70年代ってこれは新しい感覚だわー。だって、小学4、5年の子どもがタバコぷかぷか吸って、かっこつけて、バイク乗り回しているんだよ(違反を見せびらかすことがイケてるって感じ)。マッソーおじさんも、お酒飲んで煙草すって、野球のコーチだもん。最近の映画だと、非難ゴーゴー来そうだよね。

それにしても、みんなかわいかった! これはずるいよ。みんなかわいい。しかもBEARSってチーム名まで愛らしいもんね。女の子がピッチャーというのも、グッド。いい映画でした。


2012.1.28追記
東京MXテレビ『5時に夢中サタデー』で、玉袋筋太郎さんがワセリンを紹介していて、「ピッチャーなんかにいいんじゃないですかねー、ハハハ」と言っていて、そういえばこのベアーズのピッチャーの女の子が野球キャップのツバの裏側にワセリンを塗って、ピッチするときにワセリンを指につけてボールを投げていたな、と思いだしたんだけど、後で聞いたら、それって違反行為だったのね。そんなことすら知らなかった。

スピットボール(spit ball) wikiより
指やボールに唾を付けるなどして投げる。唾の代用として、帽子の庇に塗るなどで隠し持った松脂や髭剃りクリーム、自らの後ろ髪等に多めに付けた整髪用ジェル、耳たぶの中や裏に隠し塗ったワセリン、口内に仕込んだ歯磨きペーストなどの粘液などを付ける。滑ることでナックルボールのような無回転状態に近くなって不規則な変化が起きたり、直球と逆の回転をさせて下方向の揚力を生み、大きく落ちる変化をつけられる。 MLBでは当初不正ではなかったが、1920年から禁止とされた。ただしその時点で持ち球としていた選手には例外的に認められた。