4点
監督・脚本 ウディ・アレン
出演 ラリー:ウディ・アレン
キャロル:ダイアン・キートン
テッド:アラン・アルダ
※本当はミア・ファローがキャロルを演じるはずだったが、養子の女の子とウディアレンの関係がちょうどばれてしまった時期で、元カノのダイアン・キートンが演じることになったらしい。

酔っぱらってTSUTAYAに行ってレンタルしてきた4本の中に入ってたの。借りたときはウディ・アレンだと思ったに違いないんだけど、いざ見ようと思ったときに『マンハッタン殺人事件』というタイトルを見て、なんでコレを借りたんだろうとまったく思い出せなかった。

でも始まってみてすぐにウディ・アレンの映画だとわかって、しかもタイトルがマンハッタンとくれば、「これは見たい!」というエンジンがすぐにかかって、それからはもうのめりこみ。

とても面白かったです。何がよかったかと言うと、ウディ・アレンのボケっぷりですね。ダイアン・キートンとの夫婦のかけあいが非常にほほえましくて、それだけでもたっぷりにこやかな気持ちになれます。さらにコメディとしてもよくできていて、見ていて楽しくなれる殺人事件です。

ダイアン・キートンのファッションがとてもいい感じで、これはウディ・アレンの中でもマストウォッチな作品でしょう。なんで今まで見てなかったんだろう。でも、こうやってめぐり合うことがあるからうれしいものです。殺人なんて大きなテーマなのに、夫婦のやりとりもコメディだし、シリアスなシーンでテンポのよいジャズなんかかかっちゃったりして、本当にいいバランスでよくできた映画です。私の好きなウディ・アレンの良さがいっぱいつまっていました。

見るまでは、ナンダコレ?と思っていたくせに、自分でこの映画を何気なく借りちゃう私って、センスいいかも、なんてうぬぼれちゃったりして。ははは、ハハッは!