コロンビア白熱教室 シーナ・アイエンガー教授 選択の授業

NHK Eテレのこの白熱教室シリーズ、実はずっとちゃんと見るチャンスがなかったのだけれども、再放送でこの選択の授業を見ることができた。
久しぶりに会った友達にちょうどこの話をしたら、そのカップルも「あれはいいよね〜。あ、今日録画忘れちゃった。録画しないと…」(カチカチ……携帯で予約)といった具合だったので、「これは見たほうがいい」というムードが高まって、やっと見るようになったというわけ。
ハーバード、スタンフォード、コロンビア、といろんな大学の授業をやっているんだね。ハーバードのマイケル・サンデス教授で有名になったのかな。私でも、サンデス先生の名前を知っているということは、きっとそういうことなんだよね。ちなみにサンデス先生の授業はまだ全然見ていません。とにかく、このアイエンガー教授がよかった。

理由1:副音声で英語で大学の講義を受けている気分になれる。シミュレーションできる。
理由2:仕事や将来に対してに悩みや迷いが多発しているこの時期に見ることができて、選択についてのアドバイスをもらえてよかった。
理由3:プレゼンテーションのお手本として学ぶべき点が多かった。スクリーンの効果的な使い方、生徒への授業への参加のさせかた、自分の経験の盛り込みかた、データやリサーチの数値の見せ方、使い方など。

この授業で言っていたこと、もう一度ちゃんと頭の中で整理したいなぁ。……とまぁ、こういう人に向けて書籍が販売されているわけだけれども、私はまんまといい感じでそのカモになってしまいそうだわ(笑)。

ひとつ、気がついたのは、クラスには非常に日本人が多いということ。また教授が掲示する例や実験にも日本に絡むものが多かったように思う。NHKがあれだけ、クラスに張り付いていたら、少しは貢献しなきゃ、とかそういう気持ちがあったからかな。それとも純粋にいいデータであったからかな。どうなんでしょ。

最後の授業でpros and consという手法がでてきた。調べてみたら、アメリカでは小学校からこのpros and consを使って、意見の整理をする学習をしているらしい。Pros and consとは「いいところ、悪いところ」という意味で、プラス面とマイナス面について意見をまとめたもののこと。アメリカの授業(おそらく小学校以上)では、賛成派反対派にクラスが分かれたあと、意見をリストにして、それから意見を逆の立場に置き換えて(つまり賛成のリストを作った人たちは、反対側のリストに異動)、ディベートをしていくらしい。こんなの初めて聞いたね。でも、日本にはないシステムだ。相手の考えていることを見抜くよい訓練になるでしょう。

アイエンガー教授はスピーチサイトTEDでも見ることができます。↓↓↓


http://www.ted.com/talks/sheena_iyengar_on_the_art_of_choosing.html