MELINDA AND MELINDA (2004)  4.1点
ウッディアレン監督。こんな作品あったんだー、しらなかった。In Her ShoesのDVDコマーシャルに予告として入ってた。ウィル・フェレル、クロエ・セヴェニーが出てる。とてもコメディタッチで面白そう。

映画 メリンダとメリンダ - allcinema
Melinda and Melinda (2004) - IMDb



(2008/10/16 watched)
そのストーリーは喜劇でしょうか、悲劇でしょうか?それは見る人次第なんですよ。っていう映画。Melindaという女性を取り巻く一つの物語を二つのバージョン(comedy and tragedy)で見せてくれる。しかもそれぞれのストーリーに出てくる役者さんもMelinda以外は別の人たちで。やっぱり人間にも表面的に喜劇な人と悲劇な人がいるのかね。その人の中身も含めて。これは映画だし、出てくるのはみんな役者さんだからそれぞれの「売り」としてのタイプはあるだろうけど、中でもやっぱりウィル・フェレルはダントツでcomedy役者さんだよね。だって別に面白いことしてなくても、そこに居るだけで笑えちゃうもん。そのようになるように見せている監督の力かもしれないけど、でもcomedy役者さんのパワーってすごいなって思いました。映画の始まりは4人の男女がレストランで会話をしているところから始まるんだけど、この喜劇?悲劇?のディスカッション自体がもう羨ましかったわ。こんなテーマで会話して楽しめるのってすごく理想的!!そして締めくくりとしては「悲劇も喜劇も共存しているもの」「喜劇があるから悲劇がある、その逆もしかり」そして(私には、最終的には)悲劇の上に喜劇が成り立っているものなんだよ、悲劇ばかりじゃ悲しいから喜劇があるんだよ、っていうように読み取れたんだけど、確かにcomedyってちょっと無理して作っているようなところはあるかな。特に映画だと「面白く」みせようとそれなりの演出なり演技なりが必要になってくる気がしている。本当の人生についてはまだよく分からないけど。悲劇も同じことがあるのかなー。今回は特に喜劇に関してそう思った。だからね、life is short, so make it more comedy, try to be more comedyってこの映画は言っているんじゃないかなと思いました。一番最後の終わり方もパリッとしてて好きだな。
クロエ・セヴェニーがおこんなお嬢様で出てくるのは初めてみたけど、超かわいいよ。髪の毛の長さもヘアスタイルもとても好きでした。サイドをピンで軽く留めている感じのヘアスタイル。古い感じなんだけど、好き。あとあとあと、一番の収穫はこの悲劇バージョンの旦那様を演じていたJonny Lee Millerさんがアンジェリーナジョリーの元旦那さまだってこと(95年に結婚して4年後に離婚!)。ひゃー、このような方と結婚していたのかー、知らなかった。
あと調べていてクロエさんがプロデュースしているというブランドがあったのでチェック。