The Royal Tenenbaums (2001)
3.3点
監督: ウェス・アンダーソン
脚本: ウェス・アンダーソンオーウェン・ウィルソン
音楽: マーク・マザースボウ
出演: ジーン・ハックマンアンジェリカ・ヒューストンベン・スティラー(長男)、グウィネス・パルトロー(長女)、ルーク・ウィルソン(次男)、オーウェン・ウィルソンビル・マーレイ

下北シネパラにて。普段は人と一緒に映画を見ないんだけど、こうやって集まってみんなで見るというのもいいね。それは他人が選んでくれた映画を見るって事=自分では選ばない(好まない)かもしれない映画を見るって事になるんだけど、そうやって自分からは手を伸ばさない映画にも発見はあるし、人の感想を聞くのも面白いね。特にこの映画に関しては、これで二回目の鑑賞。(「ダージンリン急行」を見た結果)暫くウェスアンダーソン監督からは遠ざかっておこうと思っていたのだけど、今日こうしてこの映画を見てみて前に見たときよりも面白いと感じられました。でもやっぱり「前より面白い」って事であって私が大好きってハンコを押せるタイプではないかな。この監督の何が苦手なんだろう??また改めて考えてしまったけど、多分ねー、映画を装飾しすぎなところがダメなのかな。なんか自然であって欲しいような所にいろんな人工的装飾が多すぎて、(そこがこの映画のいいところ=手の込んでいるところなんだろうけど)どうも素直に「いやー、あのアディダスのジャージがいいよねー」とはならないんだよね。あくまで私はだけどね。んー、でもフラットなモードで映画を保ちながらもうまく笑える要素が組み込まれていたりするのは見事に笑っちゃったね。あ、あとこの監督の映画に出てくる主人公はなにかとお金持ちの子息であることが多いよね。それはやはり自分の投影なのかな。彼も結構裕福な家庭で育ったみたいだし。そしてー、やはりー、出演者が偏りすぎてるよねー。またウィルソン系でしょ、ビル・マーレイでしょー。ウィルソン兄弟は監督が初映画を共同制作した仲間だから連れ立っているのは分かるんだけど、どうやってビル・マーレイはここに入って来たんだろうか?"Always Sunny〜"のダニーみたいに、古株の俳優はどんどんと若手のやり手と手を組んで自分の立ち位置をうまく確保できるように計算しているのだろうか・・・?まさかね・・・。
でもますますウェスアンダーソン監督の人柄について興味を持ってしまったことは確かで調べてみたらこんなyoutubeがあったんだけど、これは結構面白いと思ったよー。監督とジェイソン・シュワルツマンがどっかのレコードショップで気になるCDとかDVDを適当に見つけて紹介していくんだけど、さすが映画監督はCDセクションでは静かだけれど、DVDセクションに移動したとたんテンションが上がってるのが分かるよね。日本ではあまり紹介されないような映画とかもこの二人が推薦してくれているのは嬉しいね。私も気になる作品いくつかあったわー。ヒヒヒ、収穫ありだわ。やったね。

The Royal Tenenbaums (2001) - IMDb
映画 ザ・ロイヤル・テネンバウムズ - allcinema

(おまけ)
ウェス監督とオーエンウィルソンが初共同制作した作品"Bottle Rocket"の脚本があったよー。作品は(質は悪いけど)youtubeで検索すれば見れるからね。今度この脚本を日本語に翻訳してみよう。日本語で見たい人は私以外にもいるかもしれないもんね。Original BOTTLE ROCKET Movie Script written by Wes Anderson and Owen Wilson