IRON MAN2 (2010)
4点
監督:ジョン・ファヴロー (バリバリ本人も出演している)
脚本:ジャスティン・セロー (「ロミーとミッシェルの場合」「SEX SND THE CITY season1」「トロピックサンダー」「ズーランダー」などなど)
出演:ロバート・ダウニー・Jr(トニー・スターク)、グウィネス・パルトロー(ペッパー・ポッツ)、ドン・チードルスカーレット・ヨハンソンミッキー・ローク(ウィップラッシュ)、サミュエル・L・ジャクソンジョン・ファヴロー(ハッピー・ホーガン)、スタン・リー(どこに出てたのだろう?)
コミック原作:スタン・リー (『スパイダーマン』『X-メン』『ハルク』)

見てから、もう一週間以上も経ってしまった。川崎の映画館にて、デジタルなんちゃらバージョンの映画だったから通常¥1800のところを¥2000も払ってみた。私には200円の差をうまく説明できないけれど、でも確かに差はあった気がする。音はダイナミックだし、映像も、立体とまでは言わないけれど、グンと前に突き出してくるような映像だった。ひとりだったから、意見を確認できる人がいなくて申し訳ないです。

一週間経過して、今の感想では4点。多分直後だったらもうちょい高得点だったかも。その200円のプラス効果もあったし。でもやっぱり面白かったよ。「前作を超えていない」とか言われているかもしれないけど、前作と同じレベルをキープしたっていうのも結構すごいんじゃないかな。スカーレット・ヨハンソンという、お色気セクシーボムが投入されても映画のテイストは生きてるし、トニー・スタークは人間としてすっごく魅力的だし(奔放すぎて、かっこよすぎ、アメコミいい! 自分に自信があって、あたまもよくて、お金もちで、ヒーローで、女性好きなんだけど、やすらぎが得られるのはひとりの女性に対してだけ……、みたいのって私からしたらとても魅力的)、エンターテイメントとしても面白いし、コメディっぷりもトニー・スタークのキャラが十分カバーしてるし、それに今回のミッキー・ロークはやばすぎだね、超はまり役だよ。私の中でミッキーは『蘭の女』という、ちょっとどうしようもない映画のイメージが強すぎて、こんなに自分を生かした役でうまく復帰していることがとにかくうれしい!(映画「レスラー」も見なきゃだね)

原作がアメコミってこともあるのかな、調査不足なんだけど、出演者の名前がかわいいんだよね。「IRON MAN」(2じゃなくて前作)のときも思ったんだけど、ペッパー・ポッツという名前が、リズムとしてもサウンドとしても、かわいい! それから監督自身が演じているスタークの友人の名前なんて「ハッピー」だよ。映画を見ているときにこんなことを意識してしまうのは検討違いなのかもしれないけど、名前がでてくるたびにピコンピコンとあたまの中で反応してしまう(笑)。

町蔵さんもブログに書いていたけど、へこんでいるときにスタークがドーナツショップの屋根の上にある大きなドーナツの中に腰かけているシーンはよかったね。LAだねー。トニー・スタークさん、いい絵になってたよー。今ここに感想をまとめるの調べていて気がついたんだけど、原作のスタン・リーさんは映画にもちらっと出ているみたいね。どこなんだろう。あと、脚本を書いたジャスティン・セローさんが、かなりの確率で私が好きだと思える映画の脚本にかかわっていそう。今も机の横に飾ってある(正確には置いてある)CDが「ロミーとミッシェル」だし(笑)

マーベル社のコミックからたくさん映画ができているけど、このマーベルコミック作品シリーズは、出演者も監督も全然異なるのに、ときどきおのおのの作品にほかの作品のキャラが出没したりしているみたい。全然違うところで進行している作品なのに、友情出演みたいなエピソードからまっちゃうと、それはなんかまたうれしさが勝手にプラスされちゃうのよね、私の場合。こうやってリンクしていくのが好きなのねー、おそらく。

どうやらこの続きもできるようだし、次回作はまた映画感でプラス200円の効果を堪能しながら見たいと思います。