トイレット (2010)
1.9点
監督/脚本: 荻上直子
出演:アレックス・ハウス 次男レイ、タチアナ・マズラニー 長女リサ、デヴィッド・レンドル 長男モーリー、サチ・パーカー 謎の女性、もたいまさこ ばーちゃん

私はダメだった。でも画期的な部分もあるとは思う。ロスト・イン・トランスレーションを例に挙げてしまうのは場違いかもしれないけど、「外国人が見た日本」の逆で「日本人が見た外国」の視点をスルーしている感じ。それも私はまったく共感できない視点で。私は私で外国(アメリカだけだけど)のビューを持っているので、それとはマッチしなかったってこと。ひとつ疑問なのは、これは舞台はアメリカなんだろうか、カナダなのだろうか、そこが定まらずまだちょっとすっきりしないところがあるんだけど、みんなでお寿司食べるときに「私たちアメリカン」的な会話、あったよね。でも住宅街映ると玄関のポーチにカナダの国旗がブル下がっているところとか入っちゃってるんだよね、いいのかしら……。そんなところ突っ込んでもしょうがないんだろうけど、個人的に「ノー、ノー、ノー、これはチガーウ、こんなにお行儀よい感じじゃないよー」というのを声に出したくなってしまうくらい、私の描くアメリカンな人のピクチャーではなかったな。だって、コーンップス食べるのにいちいちお皿に入れて食べる姿なんて嘘っぽすぎて仕方ない。向こうの人、少なくとも私が付き合うような人らは基本的にジュースもお酒もグラスに注がないよ、みんな缶のままシュワっといくんです。

これを書きだしてしまうと止まらなくなるから、映画のディティールはもういいや。それより「サチ・パーカー」の名前が気になって仕方がなかったー。シャーリー・マクレーンの娘だよなー、と思ったんだけど確信が持てなくて、さっき調べたらやっぱりそうだった。そうそうシャリー・マクレーンが親日家で小森のおばちゃまが名づけ親なんだよね。昔調べて驚いたので覚えてた。どこにでてるのさー?とやっきになってサーチしたら、バス停の奇妙なおばちゃんだった、笑。それにしてもアメリカの子で「サチ」って名前すっごくセンスがいい気がするんだけど。オッシャれー。私は憧れるなー。アメリカで「サチー」って呼ばれるの素敵でなーい??笑。

んもー、この写真すごく好き。シャリー・マクレーンとサチ・パーカー。

荻上さん!One suggestion for you. 私の実家をモデルにして映画撮っても面白いと思います。この映画と似ている感じ。ただしin Japanだけど。でもこれをヒントに何か私も何かできそうな予感がしました! ちょっとヘンで面白い家は楽しいです。