東京島 桐野夏生著(2008)
昼休みに書店をうろうろしていて読みたい本リストが思い出せなくて、目の前に入ってきたから買ってみた本。桐野さんの本だからさぞかし、ハマれるだろうと思っていたのだけれど、ハマれなかったな。ハマるとどんなに忙しくても、眠くても読みたい衝動にかられるものなのにこの本は読むのに4週間くらいかかった。文庫本1冊なのに。『OUT』は上下巻2冊なのに1週間くらいで読んだもの。この「読んだスピードものさし」からするとランクは下のほう。
それから、キャッチコピー

これほど男に焦がれられた女がいただろうか。

はちょっと違う気がする。
焦がれられるというより、自然の摂理だし、自然にしてもそんなにキョーレツな焦がれられかたでもなかった気がする。
内心、もうちょっとドキドキする感じの激しさを期待してたんだけど。ちょう勝手な私の感想だけど、そこが物足りなかったのかしら。ははは。

映画版だと、ワタナベは窪塚君なんだ、これもなんかちがう……。