Miracle on 34th Street (1994)

4.5点(ベタな定番だけれど、そこがいいのです。I believe.魂は私もずっと持っていたいのです!)

オリジナル邦題『三十四丁目の奇蹟
94年版の邦題『34丁目の奇跡
↑微妙に変えたんだね。

監督:レス・メーフィールド
製作・脚本:ジョン・ヒューズ
出演:リチャード・アッテンボローエリザベス・パーキンスディラン・マクダーモット、マーラ・ウィルソン

 12チャンネル、午後のロードショーですよ。さぁ、家を出ようかな、と思っていたら録画予約をしていたもんだからテレビのチャンネルが勝ってに変わってこれが始まっちゃったの。この後、特に誰かと約束をしているわけでもなかったので、12月22日、クリスマス直前にこれは見ないわけにはいかないと、ジャケットと帽子を装備したままの状態(本当に出かける寸前だったのです)で見入ってしまった。
 ダディが好きだったからオリジナル版は何度かみたことあったけれど94年のリメイク版ははじめて。最初のクレジットでジョン・ヒューズの名前が出てきて、「ああやっぱり、私とジョン・ヒューズとクリスマスはなにかつながっているんだ……」と運命を感じてしまったのよ。だって、クリスマスは『ホーム・アローン』『ナショナル・ランプーン クリスマスバケーション』『おじさんに気をつけろ』のどれかは毎年必ず見てるからね(笑)。まだクリスマス映画があったんだね。それだけでテンション上がっちゃったのよ。
 スーザン役のマーラちゃんは『ミセス・ダウト』のイメージがちょいと強すぎかな。私見だけど。あと、『プラクティス』のデイビッド(ディラン・マクダーモットさん)はやっぱり弁護士役なのね(笑)。
 メイシーズだよなー、と思ってみてたらこの94年版はメイシーズは出てこないのね。Wikiを読んだら撮影の許可が下りなかったらしく架空のデパートにしたんだって。ふーん。
それにしてもアメリカのさ、クリスマスってさ、なんか特別だよね。宗教とか、お国柄とかもそりゃ、みなさんバックグラウンドにはいろいろあるだろうけどさ、でも街全体が高揚して、寒いけれどクリスマスのことを考えるとなんかこう暖かく幸せな気持ちになれるこの感じ、好きだなー。
 自分が子どものころ、サンタさんを待つあのわくわく感がよみがえってきたよ。英語で手紙書いたらお返事が来たもんね(笑)。あの手紙どこに行ったんだろう。とっておいてないかなー。これを見てて、私も自分に子どもができたらサンタやるんだ! この映画を見てて思ったけど「信じる」ということのパワーを教えてくれる大切な教訓になるし、すごく大きな夢になると思うんだよね。そのパワーを子どもに与えるって生きていくうえで私はちゃんと知ってほしいと思うんだ。私もそうだけど、そういう思いを経験してきているからジョン・ヒューズ先生のクリスマス映画を心から理解できんだと思うんだよね。
 最後に1ドル札に書いてあるIn God We Trust(だっけ?)のくだり……、確かにそうだよね。神様がいる証拠なんてどこにもないのに、それを信じて成り立っていることがたくさんあるんだもんね。サンタだっておんなじおんなじ。それをちゃんと映画にしてくれちゃうところが、アメリカなんだよー、ジョン先生ナンダヨー、そのI belive.精神が好きなんだよー。
 大人になってクリスマスツリーなんていらないかなと思っていたんだけど、映画見終わって町に繰り出したら、ツリーがなきゃダメだって、必死に探しまわってしまった。結果、ヘンチクリンなのしかなかったんだけど……。それだけ需要があって、みんな買ってるってことなんだよね、きっと。
 この映画を見るというのは本日予定外だったけれど、今日見て本当によかった☆


ちなみに、マーラ・ウィルソンちゃんの今と当時。