ストロベリーショートケイクス(2006)

4点
原作:魚喃キリコ
出演:里子 - 池脇千鶴
ちひろ - 中越典子
秋代 - 中村優子
塔子 - 岩瀬塔子
菊地 - 安藤政信
永井 - 加瀬亮



マンガは読んでないけれど、まいちゃんに「見てみて」と言われたのでなんとなく〜というノリで見てみた。……そしたら、結構よかったのよね。夜中の2時から見始めて4時すぎまで眠くならずに最後まで見れた。

原作がマンガということもあって、4名の女性の生き様や価値観が現実とピタリと重ねにくいところはあるけれど、それがこの作品のいいところ。オリジナルの空気があって、でもそれぞれの女性が抱いている感情や願いは女性なら誰でもぶつかるし、わかるものだと思う。音楽も極力使わずに、シーンとした映像だけれども、その分、人物の色や感情が際立つんだよね。セリフやバックグラウンドの演出もとてもよかったと思う。

4名の女優さんの体をはった演技がすごくよくて、最後までそれぞれの役ではなくて、女優さん個々を見る視点で映画を見てしまった。安藤くんとちひろさんのベッドシーンはなまなましいけれど、そこがいい!! よくやった。

都市に住んでいる現代の女性を描いている映画では、かなり好きな映画だな。っていうか、ほかにそういう映画をあまり見ていないんだけど、でももっとあれば見たいな。

最後の、「涙を瓶にためておく」っていいなと思った。